2011年7月20日水曜日

有機ELは弱点を克服したのだろうか Nexus Primeに載る1280×720のディスプレイ:スマートフォン

次期Google携帯「Nexus Prime」に1280×720ドットの有機ELディスプレイが搭載されるという情報には、衝撃を受けました。

有機ELディスプレイというと、鮮やかな画質と、高いコントラストを誇りますが、その一方で高解像度化が難しかったり、解像度の低さを補うために独特のピクセル配置をしているため、見た目がちょっと特徴的になる事もありました。

有機ELの弱点をまとめると

  • 解像度を増やすのが難しい
  • 低い解像度を補うために、独特のピクセル配置となるので、見た目に違和感がある。(疑似WVGAなど)
  • 焼き付きがある

初代GalaxySの有機ELも、サブピクセルの独特な配置が目立っていました。それはGalaxySが疑似WVGAという解像度だったのが原因です。

しかしGalaxyS2になり、疑似WVGAではなく、正真正銘のWVGAになった事で、画質に違和感を感じる事もなくなりました。

そして今、グーグル携帯 Nexus Primeに、1280×720ドットもの高解像度の有機ELが使われようとしています。

有機ELの解像度に関する弱点は、スマートフォン関連では、もはや解決したといっていいでしょう。

弱点を克服した有機ELは、今後ますますスマートフォンに搭載されていくと思います。

関連記事:他に先駆けてAndroid 4.0を搭載するNexus Primeのまとめ
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